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公園のみどころ

泉佐野丘陵緑地は、豊かで美しい自然に出会える場所。自然の営みが長い年月をかけてつくった繊細な地形には、向井池や谷口池などのため池や、人と自然の関わりが見られる雑木林、棚田などが広がっています。さまざまな種類の鳥や昆虫が見られるほか、ささゆりやヤマモモ、ヤマザクラなどの多彩な植物が公園の四季を彩ります。


公園の3つのたいせつ


TAISETU1.景観や環境を大切にする 古くからこの地にある地形や風景の持つ魅力を大切に公演づくりを進めています。

豊かな自然がいっぱいです

大阪府営泉佐野丘陵緑地がめざすのは、泉佐野の歴史とともにある日根荘(ひねのしょう)の文化を継承した棚田などに代表される美しい丘陵景観の再生。地形や自然環境の保全と活用、樹林の再生を行い、樹林、水辺、田園などの計画地がもともと持つ景観の魅力を最大限に引き出します。また、ため池や樹林地など、計画地の自然環境を守るとともに、公園づくりの過程で発生する間伐材・剪定枝などをリユース、子ども向けの環境学習を実施するなど、環境にも配慮した公園づくりを進めています。

大阪府営泉佐野丘陵緑地の数々の自然が季節ごとにさまざまな表情を見せてくれます。 ※日根荘とは…泉佐野は中世の時代、「和泉国日根荘」と呼ばれていました。これは、泉佐野の地が関白九条家の荘園として米づくりが盛んに行われていたことに由来します。

※「日根荘大木の農村景観」は、平成25年10月に、大阪府初の重要文化的景観に選定されました。


TAISETU2.地域の人や企業と一緒につくる 大阪府営泉佐野丘陵地は、パーククラブと大阪府が一緒に公園づくりを企画・運営しています。地域の方々をお招きするイベントも定期的に行っています。

地域の方々が大活躍!

大阪府営泉佐野丘陵緑地のいちばんの特徴のひとつは、地域の方々と一緒につくる公園ということ。学校や地場産業、企業や各種団体などと連携して公園づくりを進めています。さまざまな活動プログラムの展開や地域緑化、福祉、コミュニティづくりに活躍する人たちの育成、観光ネットワークの拠点形成など、「地域の活性化にも役立つ公園づくり」をめざしています。

緑地づくりの趣旨にご賛同いただいた企業グループ「大輪会(だいりんかい)」をはじめ、数々の企業にもご支援いただきながら「府民と育てる緑地づくり」を進めています。
>大輪会についてはこちら


TAISETU3.いつまでもつくり続ける 公園というモノづくりから、公園で出会うコトづくりへ。時代や社会背景が変わっても、いつまでも府民に愛される場としてシナリオ型の公園づくりを展開しています。

いつまでも愛される場に

公園にかかわる人たちが楽しく公園づくりを行えるように、公園づくりのシナリオとなる活動のルールや活動場所ごとの将来像をみんなで話し合いながら公園づくりを進めています。一度決まったルールも見直し、必要があれば何度でも改変。このルールを理解した人たちが公園で活動を展開することで、プログラムや活動の輪をどんどん広げていきます。時代とともに、地域とともに姿を変えながら、府民のニーズに応えていつまでもつくり続ける公園を目指しています。


大阪府立大学院 名誉教授 増田 昇先生

大阪府立大学院 名誉教授 増田 昇先生

時は中世、「日根荘」と呼ばれていた泉佐野丘陵緑地周辺は、米づくりが盛んに行われた荘園という歴史背景を持っています。田んぼやため池に代表される歴史的・文化的景観の再現を目指して計画したのが、大阪府営泉佐野丘陵緑地です。日根荘の歴史を今に伝えるこの地を舞台に、現在、府民と大阪府が手をとり合って公園づくりを進めています。大切なのは、この活動が時代とともにカタチを変えながら、いつまでもつくり続ける公園だということ。豊かな実りの風景の中、活動を通して、時代と地域、人と人が関わり合いながら、育まれ続けることを期待しています。

増田 昇(ますだのぼる)
大阪府立大学 名誉教授。大阪府立大学植物工場研究センター長。専門はランドスケープアーキテクチュア(緑地計画学)、都市計画学。元日本造園学会会長。大阪府、堺市をはじめ、都市行政の審議会委員を歴任。平成25年度より泉佐野丘陵緑地運営審議会会長。

「コト」まっぷ

「コト」まっぷ

※原則として、園路と広場以外は立ち入り禁止です。

泉佐野丘陵緑地では公園の豊かな自然を活かした様々な「コト」プログラムを企画・開催しています。「コト」の内容については「コト」まっぷを発行していますので、パークセンターで入手していただくか、下の「コト」まっぷダウンロードから表示・印刷していただき、ご自由にご覧ください。

「コト」まっぷダウンロード

つくり続ける泉佐野丘陵緑地のあゆみ

大阪府のパートナーであるパーククラブが発足して10年となる2020年に、泉佐野丘陵緑地の理念と履歴を整理した冊子「つくり続ける泉佐野丘陵緑地のあゆみ -府民や企業とのパートナーシップによる公園づくりへの挑戦-」を発刊しました。
この冊子は「基本編」と「履歴編」の2部構成となっており、この2つを合わせて「総集編」としています。
「基本編」は、公園の理念や整備の考え方、運営体制などについて解説しています。
「履歴編」は、10年以上の歴史を4つの期間(高想期、準備期、初動期、本格期)に分けて、各期について年表やエピソード、マップなどを用いて解説しています。

▼「基本編」目次

1章 泉佐野丘陵緑地が大切にしていること

1-01 公園の理念

1-02 公園整備の考え方

2章 泉佐野丘陵緑地の環境について

2-01 公園の基本情報

2-02 公園の地形

2-03 公園の植生

3章 泉佐野丘陵緑地の運営主体・活動

3-01 シナリオ型の公園づくり

3-02 公園づくりの運営主体

3-03 運営体制の変遷

4章 公園づくり年表

▼「履歴編」目次

01構想期(2006〜2009

公園づくり年表

構想期の解説

02準備期(2010〜2013)

公園づくり年表

おもなエピソード

整備の変遷

準備期の解説

03初動期(2014〜2017)

公園づくり年表

おもなエピソード

整備の変遷

初動期の解説

04本格期(2080〜2019)

公園づくり年表

おもなエピソード

整備の変遷

本格期の解説